トヨタ自動車は日本のみならず、『世界のトヨタ』と言われるほど世界中で販売されている自動車メーカーです。
技術開発力が高く、トヨタ生産方式が世界的に評価されているのは素晴らしいことですよね(^^)
超一流企業のトヨタですから、就職・転職したいと考えている人も多いでしょう。
特に、理系出身の人からすれば憧れの企業のひとつだと思います。
この記事では、
- 採用倍率
- 採用大学
- 企業情報
- 年収や給料
- 採用情報
- インターン情報
- 口コミや評判
など、就職や転職に関わる情報をまとめてあります。
少しでもこの記事があなたの参考になれば嬉しいです!
それでは、さっそく見ていきましょう(^^)
目次
トヨタ自動車の採用倍率は?
トヨタ自動車には「事技職(事務系・技術系)」と「業務職」の2つの職種があります。
事技職は企画・開発・業務を行う仕事で、勤務地は限定されず、主に理系出身者の採用になります。
業務職はいわゆる一般職のことで、勤務地が限定されており、主に文系の女性を採用しています。
トヨタ自動車の事技職の場合、採用倍率は13~27倍と推測されます。
採用倍率の算出根拠は、
2017年の採用実績が734人、応募人数は10000~20000人と仮定します。
応募人数÷採用実績=採用倍率となるので、
10000÷734=13.6倍
20000÷734=27.2倍
となります。
事務職と技術職を合わせた採用倍率になるので、分けた場合はさらに倍率が高くなる可能性もあるかもしれません(汗)
業務職の場合の採用倍率は192~384倍です。
2017年の採用実績が52人、応募人数を10000~20000人と仮定した場合、
10000÷52=192倍
20000÷52=384倍
となります。
技術職は学部学科が限られるためそこまで高い倍率ではありませんが、
業務職はすべての学部学科から応募が集まるため、どうしても倍率が高くなってしまうんですね…(^_^;)
ちなみに、「トヨタ自動車に就職した人はどこの大学出身なのか?」と気になっている人が結構いるみたいなので、採用大学についても調べてみました。
- 東京大学
- 一橋大学
- 早稲田大学
- 北海道大学
- 関西学院大学
- 京都大学
- 慶應義塾大学
- 同志社大学
- 立命館大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 国際教養大学
- 上智大学
- ICU
などとなっています。
有名大学が多い印象ですね。
採用実績を見てみると、理系大学の場合は院卒者がたくさん採用されているので、大学院を卒業している人の方が有利でしょう。
トヨタ自動車はどんな会社?
トヨタの会社情報を紹介します。
- 本社所在地:愛知県豊田市トヨタ町1番地
- 東京本社:東京都文京区後楽1丁目4番18号
- 創立:1937年8月28日
- 資本金:6354億円
- 事業内容:自動車の生産・販売
- 従業員数:369,124人(連結)
となっています。
参考:「トヨタ自動車公式HP」
豊田自動織機製作所の自動車部門が独立して誕生した日本の自動車メーカーで、国内シェアは4割を超えています。
トヨタは自動車メーカーとしては初めて、年間販売台数1000万台を超えました。
また、自動車以外にもクルマとITを融合させた「e-TOYOTA事業」、ボートをつくる「マリン事業」など、様々な事業をおこなっています。
トヨタ自動車の平均年齢、平均勤続年数、離職率、有給休暇
トヨタ自動車のその他の情報は、
- 従業員平均年齢:39歳
- 男性従業員平均年齢:39歳
- 女性従業員平均年齢:34歳
- 平均勤続年数:17年
- 男性社員の平均勤続年数:18年
- 女性社員の平均勤続年数:13年
- 離職率:不明
- 3年以内の離職率:不明
となっています。
参考:就職四季報
ホンダや日産、デンソーと比べると、従業員の平均年齢や勤続年数がやや低めでした。
あくまでも予測になりますが、
トヨタは他の自動車メーカーに比べて採用人数が多いため、
若い人が増えて平均年齢や勤続年数が低くなっているのではないでしょうか?
また、残業時間がどれくらいなのかは不明だったのですが、
ホンダが17.1時間、日産が21.4時間、デンソーが25.8時間だったので、
おそらく同じくらいの残業時間になるのではないかと思います。
ちなみに、就活するときは必ず「就職四季報」を購入しましょう。
ネットに載っていない企業情報が書かれているので、企業分析に最適な本です。
トヨタ自動車の福利厚生
トヨタの福利厚生制度は、
- 寮・社宅
- スポーツ施設
- 保養所
- 選択型福利厚生制度「ウェルチョイス」
- 持家補助制度
- 時短勤務や在宅勤務制度
- 従業員持株会制度
- 財形貯蓄制度
- 事業所内託児施設
などとなっています。
参考:トヨタ「福利厚生」
選択型福利厚生制度「ウェルチョイス」は、あらかじめ付与されたポイントを使って、従業員が必要に応じて利用できる福利厚生制度です。
たくさんの種類から選択できるので、個人の生活に合わせて利用できるのはとても良さそうですね(*^_^*)
事業所内に託児施設があったり、時短勤務や在宅で仕事ができるのも、子育て中の人には助かる制度です。
トヨタ自動車の休日・休暇
トヨタの休日や休暇についても調べてみました。
年間の休みは121日です。
土日が休みの完全週休2日制で、豊田本社はGW休暇、夏期休暇、年末年始休暇があります。
東京本社や名古屋オフィスは祝日休みで、年末年始休暇があります。
その他に、年次有給休暇、特別休暇などもあります。
休みはしっかり取れそうですね(^^)
トヨタ自動車の平均年収ってやっぱり高い!?
トヨタの平均年収は852万円でした。
参考:トヨタ自動車「有価証券報告書」
他の自動車メーカーの平均年収は、
- 日産自動車の平均年収:818万円
- 本田技研工業の平均年収:776万円
- マツダの平均年収:680万円
- スバルの平均年収:669万円
- スズキの平均年収:657万円
となっています。
参考:「日産自動車 有価証券報告書」「本多技研工業 有価証券報告書」「マツダ 有価証券報告書」「スバル 有価証券報告書」「スズキ 有価証券報告書」
他の自動車メーカーと比べてみても、トヨタの平均年収は高いことが分かりますね。
昇給は年に1回、賞与は年に2回あります。
ボーナスランキングでは常に上位にいるので、ボーナスも期待できそうです(*^_^*)
「年収が高い=安定した生活を送れる」というのも、トヨタが人気企業である理由なのでしょう。
ちなみに、トヨタ自動車の新卒の初任給は、
- 大卒:月給207000円
- 修士了:月給229000円
- 博士了:月給263000円
となっています。
参考:就職四季報
大卒と博士了では56000円も給料に差があります。
これは、年収にも差が出てきそうですね…。
学歴別の平均年収は?
学歴によって給料に結構差があったので、学歴別の平均年収を計算してみました。
大卒の世代別の平均年収
- 20~24歳:282万円
- 25~29歳:394万円
- 30~34歳:491万円
- 35~39歳:595万円
- 40~44歳:721万円
- 45~49歳:837万円
- 50~54歳:919万円
- 55~59歳:985万円
- 60~65歳:515万円
修士了の世代別の平均年収
- 20~24歳:312万円
- 25~29歳:436万円
- 30~34歳:544万円
- 35~39歳:659万円
- 40~44歳:798万円
- 45~49歳:926万円
- 50~54歳:1017万円
- 55~59歳:1090万円
- 60~65歳:569万円
博士了の世代別の平均年収
- 20~24歳:358万円
- 25~29歳:501万円
- 30~34歳:624万円
- 35~39歳:757万円
- 40~44歳:917万円
- 45~49歳:1064万円
- 50~54歳:1168万円
- 55~59歳:1252万円
- 60~65歳:654万円
※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を参考に計算していますので、実際の平均年収と異なる場合もあります。
大卒の人の年収は最高で1000万円弱ですが、博士了の人の年収は40代半ばから1000万円を超えてきます。
やっぱり年収に差が出ていますね(^_^;)
しかし、賃金構造基本統計調査の学歴別の賃金を見てみると、トヨタの大卒の世代別の年収は平均の年収よりもかなり高いことがわかります。
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
大卒でも十分に良い給料がもらえるようですね!
トヨタ自動車のさらに細かい年収事例
賃金構造基本統計調査を参照にした計算だと実際の年収と異なることがあるので、トヨタの細かい年収事例も紹介しておきます!!
- 26歳男性・新卒入社の技術職:年収460万円
- 25歳男性・新卒入社の営業職:年収1000万円
- 28歳女性・中途採用の技術職:年収780万円
- 34歳男性・新卒入社の技術職・主任:年収1000万円
- 40歳男性・新卒入社の経理職:年収950万円
- 23歳女性・新卒入社の業務職:年収520万円
- 29歳男性・新卒入社の経営企画:年収700万円
- 28歳男性・新卒入社のカスタマーサービス:年収680万円
- 32歳男性・新卒入社の総合職:年収770万円
- 25歳女性・新卒入社のバックオフィス:年収520万円
- 36歳男性・新卒入社の主任職:年収1150万円
- 33歳男性・中途採用の技術職:年収990万円
- 25歳男性・新卒入社のエンジニア職:年収510万円
- 51歳男性・新卒入社の経理部・部長:年収1900万円
- 27歳男性・新卒入社の保全職:年収430万円
- 33歳男性・新卒入社の設計職:年収860万円
主任以上になると年収が一気に上がってくるみたいです。
全体的にみても、年収は高いと言えるでしょう(^^)
選考フローは?
トヨタの選考フローを調べてみました!(^^)!
事務職と技術職は同じ採用スケジュールで、
- エントリーシートと適性検査・学力検査(テストセンター)
- 一次面接
- 最終面接
- 内々定
となっています。
業務職の選考フローは、
- エントリーシート
- 適性検査・学力検査(テストセンター)
- 個人面接
- 内々定
となっています。
参考:トヨタ「採用スケジュール」
人によってはリクルーター面談もあるみたいです。
リクルーターの人が来てくれて、学校やカフェなどで学生と話をするそうですよ。
面談は多い人だと6~7回おこなわれるそうなので、最後まで気を抜けないですね(^_^;)
OB・OG訪問やトヨタに関わるイベントに参加しておくと良いでしょう。
トヨタの社員さんと知り合えるので選考のアドバイスをもらえたり、人によっては選考をスキップできたという人もいるそうです。
ちなみに、リクルーター面談やOB・OG訪問をするときは、
名刺管理アプリ「Eight」をスマホに入れておきましょう。
企業の人と名刺交換することがあるので、アプリで名刺を一括管理すると楽です。
「名刺なくした!」というトラブルもなくなるので、必ずアプリをダウンロードしておいてください。
その他は一般的な選考フローですが、面接は少なめなようです。
そのため、第一印象でどれだけ好印象を与えられるかがとても重要になってきます。
また、トヨタでは高卒の採用も積極的におこなっています。
指定学校であれば推薦を受けられるので、興味のある人は学校の先生に相談してみてください。
参考:トヨタ「高校生採用情報」
求める人材
トヨタが求めている人材はどんな人なのかをまとめました。
- チームワーク能力のある人
- 車が好きな人
- グローバル志向のある人
- 行動力のある人
- コミュニケーション能力が高い人
- 高い志を持っている人
- 論理的な思考ができる人
- リーダーシップを取れる人
- 周囲を巻き込める人
- 調整力のある人
- 肉体的にも精神的にもタフな人
- 自主性のある人
- 困難な目標に対しても、最後までやり抜く人
- 発想力のある人
- あきらめない人
などとなっています。
世界のトヨタと言われているくらいですから、グローバル志向であり、チームワークを大切にしながら目標に向かって挑戦できる人材が求められているようです。
採用面接で聞かれることは?
採用面接で聞かれる可能性のあることを調べてみました。
- 志望動機
- なぜ自動車業界なのか?
- 大学時代に頑張ったことは?
- 大学での研究内容
- 趣味について
- どんな企業研究をおこなったか?
- 大学で興味をもった講義は?
- チームワークを発揮して達成した成果
- 自分は周囲の人からどのように思われているか?
- 本気でトヨタで働く覚悟はありますか?
- 逆質問
などとなっています。
トヨタへの本気度を試す質問が結構されるみたいです。
トヨタは大企業なので、本気で企業研究をしておかないと「うちの会社のことを何もわかっていない人」と捉えられ、印象は良くありません。
しっかり準備をして、自信を持って面接に臨めるようにしましょう!
トヨタ自動車の転職の難易度は?
トヨタに転職を考えている人は、「キャリア採用」を目指しましょう。
キャリア採用の選考フローは、
- 書類選考
- 一次面接・筆記試験・適性テスト
- 最終面接
- 内定
となっています。
技術系の募集はいくつかありましたが、どれも知識や能力、実務経験がかなり必要なようです。
応募資格が厳しいため未経験者は応募するのも難しく、結果的に優秀な人ばかりが集まってきます。
また、現在募集している職種の勤務地は愛知県か静岡県と限定されています。
優秀なライバルがたくさんいる問題と勤務地の問題、自分の希望する職種の募集がいつ出るかが分からないということを考えると、トヨタの技術職で転職するのはなかなか難しそうですね(^_^;)
事務系の募集は現在おこなっておらず、募集が出たとしても採用倍率は高くなりそうです…。
もし希望の職種の募集が出ていなければ、キャリア登録をしておくと良いでしょう。
自分に適した職種の募集が出た場合、企業からオファーが来る可能性があります。
参考:トヨタ「キャリア採用情報」
インターン情報
トヨタのインターンシップについて紹介します。
事務系のインターンシップは「自動車業界の仕事体感ワークショップ」になります。
9つの部門を1つとした仕事の模擬体験ができるそうですよ(^^)
技術系のインターンシップは、
- クルマづくり体感ワークショップ
- 衝突実験の問題解決のグループワーク&座談会
- 設計の問題解決のグループワーク&座談会
- 自動運転技術を体感できるワークショップ
- モノづくり現場体験
など、たくさん開催されています。
「クルマづくり体感ワークショップ」では、企画・設計・生産技術3つの部門に分かれて、1つの会社として協力しながら車をつくる仕事の模擬体験ができます。
「衝突実験の問題解決のグループワーク&座談会」では、衝突性能目標を達成させるために実験データを参考にしながら、どこに問題があるのかを解決するグループワークになります。
「設計の問題解決のグループワーク&座談会」も、衝突性能目標を達成させるため、実験データを参考にしながら部品のどこに問題があるのか考える、トヨタの問題解決方法を模擬経験できるグループワークになります。
「自動運転技術を体感できるワークショップ」では、自動運転技術とそれを支えるソフトウェア開発や自動運転時代のHMIについての開発の模擬体験ができます。
その他、カーデザインの就業体験ができるインターンシップも開催されます。
3つのコースからひとつを選んで事前にある課題を提出し、エントリー登録をすれば応募ができます。
参考:トヨタ「インターンシップ情報」
これから開催されるインターンもあるので、興味のある人はホームページをチェックしてみてくださいね(^^)
トヨタ自動車の評判や口コミは?
トヨタの評判や口コミを調べてみました。
会社の雰囲気は?ワークライフバランスはどうなの?女性の働きやすさは?残業はあるの?など、就活の参考にしてくださいね(^^)
超有名!
世界規模で有名な自動車メーカーで、誰もが知っている企業です!
広告もたくさん打っていて、一日に1回はCMを目にします。
外国へ行ったらトヨタの車が普通に走っているのは本当にすごいですよね。
それだけ良いものをつくっているということなのでしょう(^^)
安定している
トヨタの圧倒的な資本力に魅力を感じている人も多いみたいですね。
資本力があるので経営が安定していて、製品の改善や人材教育に充てることもできます。
安定して良い給料がもらえるのは、今の時代では貴重な会社ですよね(^^)
時間には厳しい
トヨタ自動車の勤務時間は厳しく管理されています。
たくさんの勤務ルールが導入されたことにより残業規制も厳しくなり、以前より残業は少なくなったそうです。
真面目な人が多い
トヨタ自動車は質実剛健で堅実な会社です。
安全教育もしっかりと行われ、コンプライアンスの意識も非常に高い人が多いみたいですね。
アメリカのリコール問題以降、さらに品質管理や安全性には厳しくなったようです。
仕事に対しては「カイゼン」と言われているように常に改善意識があり、上昇志向の人も多いそうです(^^)
年功序列である
トヨタ自動車は歴史の長い日本的な文化で、主任になるまでは基本的に年功序列だそうです。
終身雇用が守られているため、安定して長く働きたい人にはとても良い会社でしょう。
やはり、トヨタのような超一流企業になると年功序列の終身雇用になるようです。
ワークライフバランスはどうなの?
ワークライフバランスは良いという声が多かったです。
部署にもよりますが有給は取りやすく、逆に未消化だと怒られるくらいだそうですよ!
休日出勤があった場合は、残業代が支払われるか代休を取ることができます。
そのため、仕事とプライベートはきっちり分けることができるみたいですね(^^)
理系が有利?
トヨタ自動車では、論理的思考を用いて意思決定すること、説明する時に理論的な説明を求められることが多いそうです。
そのため、理論的に考えることが得意な理系出身者の方が有利と言えるでしょう。
女性の働きやすさは?
最近は女性社員が増えていて働きやすくなっています。
産休育休制度も整っていて、部署によって異なりますが結婚後や産休後も制度を利用して続ける人は多いそうですよ。
女性でもやる気があれば活躍できるみたいですね(^^)
トヨタ自動車の将来性・採用の難易度のまとめ
いかがでしたか?
トヨタは超大手企業ですので、安定した経営が続く限り将来も有望です。
世界的にも知名度が高いので、就職・転職先として憧れる人が多いのも納得ですね(^o^)
年収の高さもかなり魅力だと思いますが、
「高い年収がほしい!」
「有名な企業に就職したい!」
だけではトヨタに就職するのは厳しいでしょう…。
人気の企業であれば当然優秀な人材も多く集まります。
第一志望であることはもちろんですが、「なぜトヨタでなければいけないのか?」を明確に答えられるようにしておきましょう。
選考を突破するためには、企業研究と自己分析を徹底的にしてください。
誰にも負けないくらい準備をして、自信を持って選考に臨めればチャンスがつかめるかもしれません!
ちなみに、トヨタに就職するために、
大手からベンチャー企業まであなたにオファーが届くスカウト型就活サイト【OfferBox】に登録しておきましょう。
トヨタからオファーが届く可能性もあります。
かなり詳細な適性診断もできるので、自己分析も楽になりますよ(^^)
トヨタに就職したいと考えている人はぜひ頑張ってくださいね!(^^)!