ソニーと言えばやはりウォークマンが有名ですよね。
1979年にステレオカセットプレーヤーとして発売され、当時は猿がウォークマンを聞いている姿をCMで見て衝撃を受けた人も多かったのでは?
また、ソニーの商品でもうひとつ有名なものが「プレイステーション」です。
2017年6月には、プレイステーション4が累計販売台数6000万台を突破しました。
おそらく「ドラゴンクエストⅪ」が発売される直前だったので売上が加速したのだと思われます。
私もPS4を買おうか迷ったくらいなので(笑)
その後、プレイステーションVRを発売、ゲーム機の中でも不動の地位を確立しました。
そんなソニーの採用の難易度や倍率、年収、口コミなどを調べてみました。
それでは、さっそく見ていきましょう(^^)!
目次
ソニーの採用倍率はどれくらい?
ソニーの採用倍率は約32倍と推測されます。
計算根拠は、エントリー数が10000人と仮定します。
2017年の採用実績が315人だったので、
10000÷315=31.7倍
となります。
比較のために、他のメーカーの採用倍率も調べてみました。
※すべて、エントリー数を10000人と仮定した採用倍率です。
- 日立製作所:17倍(採用実績600人)
- 三菱電機:9倍(採用実績1140人)
- キヤノン:23倍(採用実績429人)
- シャープ:71倍(採用実績141人)
- パナソニック:15倍(採用実績650人)
シャープの採用倍率は飛び抜けて高いですが、他のメーカーと比べてみてソニーの倍率は高いようです。
ただし、これは全体での採用倍率なので、事務系だけとなるとさらに高い倍率になる可能性があります。
また、メーカーは全体的に採用する人数が多い印象を受けました。
ソニーってどんな会社?
ソニーの企業情報をご紹介します。
日本を代表する大手電機メーカーで、
- 設立:1946年5月7日
- 本社所在地:東京都港区港南1-7-1
- 資本金:8657億円
- 売上高:7兆6032億円
- 連結従業員数:117300人
事業内容は、
- モバイル・コミュニケーション
- ゲーム&ネットワークサービス
- イメージング・プロダクツ&ソリューション
- ホームエンタテインメント&サウンド
- 半導体
- コンポーネント
- 映画、音楽、金融及びその他の事業
となっています。
参考「SonyJapan 会社概要」
ソニーは電機メーカーでありながら金融や映画・音楽など様々な事業を展開しており、電機メーカーとしては珍しく多角化経営で成功しています。
2000年代初頭はテレビやパソコンが不振で業績が下がりましたが、その後事業を縮小したり、金融やゲームで収益を上げるなどして業績が改善しました。
ひとつの事業がダメでも別の事業が上手くいっていればバランスが取れるので、経営は安定しているようですね。
また、ソニーはブランド力があり、品質も良いので海外でも人気があります。
そのため、海外での売上比率も高いようです。
ソニーの平均年齢、平均勤続年数、離職率、有給休暇
その他の情報は、
- 従業員平均年齢:44歳
- 男性従業員平均年齢:44歳
- 女性従業員平均年齢:43歳
- 平均勤続年数:19年
- 男性社員の平均勤続年数:19年
- 女性社員の平均勤続年数:21年
- 離職率:2.6%
- 3年以内の離職率:9.4%
- 年間の有給休暇取得日数:17日
- 月の平均残業時間:25時間
となっています。
参考:就職四季報
男性だけでなく、女性の勤続年数も長いですね。
安定して働くことが出来るようです。
ちなみに、就活するときは最低限「就職四季報」は購入しましょう。
ネットに載っていない企業情報が書かれているので、企業分析の必須ツールです。
ソニーの福利厚生
ソニーの福利厚生をご紹介します。
- 社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)
- 財形貯蓄制度
- 社員持株会
- 独身寮あり
- 階層別研修、技術研修、ビジネス研修、語学研修、グローバル研修などの研修制度
- 介護休職制度
- ボランティア休職制度
- 留学や配偶者の海外赴任への同行などを目的としたフレキシブルキャリア休職
となっています。
一般的な福利厚生は整っています。
特に研修制度がたくさんあるので、入社後も成長できる会社のようです。
ソニーの休日・休暇
ソニーの休日や休暇についてご紹介します。
休みは、土日が休みの完全週休2日制です。
年間の休みは125日あります。
休暇は、年末年始休暇、年次有給休暇、個人が設定できる連続休暇制度のフレックスホリデーなどがあります。
休みはきちんと取れるみたいです。
フレックスホリデーを上手に活用すれば、休みを有効に使えそうですね(^^)
ソニーの平均年収はどれくらい?
ソニーの平均年収は1013万円でした。
参考「ソニー有価証券報告書」
他のメーカーの平均年収と比べてみると、
- 日立製作所:850万円
- 三菱電機:792万円
- キヤノン:782万円
- シャープ:753万円
- パナソニック:768万円
でした。
ソニーの平均年収が高いことが分かりますね。
ちなみに、新卒の初任給は、
- 大卒:月給219000円
- 修士了:月給252000万円
- 博士了:能力により異なる
でした。
ボーナスは約5.7ヶ月分出ます。
世代別の平均年収は?
ソニーの世代別の平均年収をご紹介します。
男女合わせた世代別の平均年収
- 20~24歳:298万円
- 25~29歳:417万円
- 30~34歳:520万円
- 35~39歳:630万円
- 40~44歳:763万円
- 45~49歳:886万円
- 50~54歳:973万円
- 55~59歳:1042万円
- 60~65歳:545万円
男性の世代別の平均年収
- 20~24歳:296万円
- 25~29歳:412万円
- 30~34歳:519万円
- 35~39歳:636万円
- 40~44歳:775万円
- 45~49歳:892万円
- 50~54歳:971万円
- 55~59歳:1037万円
- 60~65歳:536万円
女性の世代別の平均年収
- 20~24歳:303万円
- 25~29歳:435万円
- 30~34歳:488万円
- 35~39歳:538万円
- 40~44歳:620万円
- 45~49歳:784万円
- 50~54歳:845万円
- 55~59歳:794万円
- 60~65歳:574万円
※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を参考に計算していますので、実際の平均年収と異なる場合もあります。
ソニーのさらに細かい年収事例
ソニーの細かい年収事例も紹介しておきます。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を参照にした計算だと、実際の年収と異なることがどうしてもあるので(^_^;)
- 27歳男性の新卒入社の開発職:年収630万円
- 33歳男性の中途採用のエンジニア職:年収820万円
- 52歳男性の新卒入社の海外事業部・部長:年収1150万円
- 42歳男性の中途採用の設計職:年収1050万円
- 31歳男性の中途採用のデザイン職:年収500万円
- 38歳男性の新卒入社の海外営業・課長:年収1100万円
- 25歳男性新卒入社の研究職:年収650万円
- 48歳男性の中途採用のCMOSイメージセンサー・課長:年収1200万円
- 30歳女性の中途採用の事務職:年収520万円
- 40歳男性の新卒入社のマーケティング職:年収1200万円
- 29歳男性の新卒入社のレンズ設計:年収690万円
- 37歳男性の中途採用の法務職:年収840万円
ソニーは全体的に年収が高い印象を受けました。
中途採用の社員さんも多く、実力があれば新卒入社の社員さんより稼げる人もいるでしょう。
選考フローは?
ソニーの選考フローをご紹介します。
- エントリーシート
- 適性検査
- 個人面接(3回)
- 内々定
となっています。
ソニーは『エントリーシートの生みの親』とも言われているそうです。
そのため、選考も独自性のあるものが多いようです。
コース別採用や、配属先はどこでも良い、職種を決めないWILL採用も始まりました。
また、私服面接を実施していて、自由な服装での選考も行っています。
さらに、新卒採用の対象は『在学中の学生および卒業後3年未満の人で、就業経験の有無は問わない』そうです。
インターンシップ
ソニーのインターンシップは、
- 2週間職場で本当に仕事をする「職場密着インターン」
- アプリケーション開発に挑戦する「ハッカソン」
- よりリアルなビジネス体験ができる「短期インターン」
- 実際に社員が働く現場に行き、最新の取り組みやテクノロジーに触れられる「オープンハウス」
があります。
参考「Sony インターン」
ちなみに、インターンに行く際は、名刺管理アプリ「Eight」をスマホに入れておきましょう。
企業の人と名刺交換することがあるので、アプリで名刺を一括管理すると楽です。
「名刺なくした!」というトラブルもなくなるので、必ずアプリをダウンロードしておきましょう。
求められる人物像は?
ソニーが求めている人物像をご紹介します。
- 挑戦できる人
- 異見(異なる考え)を言える人
- 発想力のある人
- 誠実な人
- 新しいことに興味のある人
- サプライズが好きな人
- 行動力のある人
- 英語が話せる人
- 努力できる人
- コミュニケーション能力が高い人
となっています。
柔軟な考え方で、世の中を驚かせるような創造力豊かな人が求められているようですね。
また、人と違う考え方で物事が見られる人も必要とされているようです。
英語力はあった方が良いですね。
採用に有利になるように、TOEICである程度の点数を取っておきましょう。
「英語に自信がない…」という人は、スタディサプリで勉強しましょう。
短期間で点数が上がるノウハウがつまっています。
スマホで勉強できるので、いつでもどこでも勉強できるので、TOEIC対策に最適です。
採用面接で聞かれることは?
ソニーの採用面接で聞かれる可能性のあることをまとめてみました。
- 志望動機
- 大学時代の研究テーマ
- 大学時代に頑張ったこと
- 採用されたら何をしたいか?
- 学生時代の部活動について
- 達成した目標
- 数値目標のある研究に熱中したことはあるか?
- なぜソニーでなければダメなのか?
- どのように企業研究を行ったか教えてください
- 転職活動中に身に付けた能力はあるか?
- 学業以外で力を入れたことは?
- 入社して10年後の自分を想像してみてください
- 英語は話せるか?
- ソニーで成し遂げたいことは何?
- 今関心のある製品はあるか?
- 逆質問
となっています。
逆質問の時間も長めであることが多いようなので、あらかじめ何を聞きたいか考えておいた方が良いです。
志望動機は突っ込んで聞いてくる可能性があります。
「なぜソニーなのか」「ソニーでどんなことがしたいのか」「ソニーでどんな活躍ができるのか」を答えられるようシミュレーションしておきましょう。
面接はすべて個人面接になるので、落ち着いてしっかりと自分の想いを伝えてくださいね。
ソニーの転職の難易度
ソニーに転職したい場合は、経験者採用のページからエントリーをしてください。
参考「ソニー経験者採用」
応募は随時受け付けているらしいので、希望の職種にエントリーをして選考を受けます。
書類選考と2回の面接を通過できれば内定がもらえます。
様々な職種の募集をしているので、応募条件が合えばチャンスはあります。
ただし、専門知識が必要な職種であったり、事務系の職種は人気のため応募者数も多いと予測されるので、転職の難易度は高いと言えるでしょう。
ソニーの評判や口コミは?
では、ソニーの評判や口コミはどうなのでしょうか?
ネットに書かれていた情報をまとめてみました。
若手のうちから仕事を任せてくれる
ソニーでは、自分の裁量で仕事ができるのでやりがいがありますし、細かい指示を受けないである程度自由に仕事ができます。
研修やセミナーも多く、若い人にとっては良い成長の場と言えるでしょう。
知名度が高い
やはり、ソニーというブランドは強いです。
世界的にも知られている企業で、社会的な信用度も非常に高いですね。
モチベーションの高い人が多い
ソニーは優秀な人が多く、チャレンジ精神も旺盛なようです。
仕事や会社が好きな人が多いようですね(^^)
しかし、仕事が指名制で来ることもあるので、そういったところが高いモチベーション維持になっているのでしょう。
風通しが良い
ソニーの社風はオープンで、上司とも気軽に話せる雰囲気です。
大企業ですが、ベンチャー企業のような他でやったことがない、新しいことにチャレンジしようという意識も高いようです。
やりたいと手を挙げればチャレンジさせてくれますし、自分から積極的に動ける人にとってはとてもやりがいのある企業です。
部署によっては体育会系のところも
部署によっては、昭和的で体育会系の雰囲気もあるそうです。
上下関係がしっかりしているようです。
ワークライフバランスは個人差あり
ソニーは働き方が自由なため、人によってワークライフバランスはまったく違います。
また、部署や上司によっても変わります。
ただ、ソニーは会社の飲み会や接待はあまりなく、その点ではワークライフバランスは取りやすいそうです。
男女差はない
ソニーの女性の比率はまだまだ少ないですが、男女関係なく努力した分だけ活躍の場は広がります。
最近は女性管理職の登用にも積極的で、きちんと実績のある人を登用しているのでやる気につながりますよね(^^)
産休や育休も取得しやすく、在宅ワークや時短勤務などで家庭と仕事を両立している女性社員も多いそうです。
ソニーの将来性・採用の難易度のまとめ
ソニーは様々な事業を展開してバランスが取れているので、将来的にも潰れる心配はなさそうです。
知名度や多角化経営で安定した経営ができている点では、採用の難易度は高いといえるでしょう。
ソニーは大手企業でありながらチャレンジ精神もあり、自由闊達な社風ですので魅力的ですね。
若手のうちからバリバリ働きたい人には向いている企業かもしれません(^^)
ちなみに、ソニーに就職するために、大手からベンチャー企業まであなたにオファーが届くスカウト型就活サイト【OfferBox】をスマホに入れておきましょう。
ソニーからオファーが届く可能性もあります。
かなり詳細な適性診断もできるので、自己分析も楽になりますよ(^^)
あなたの就職活動の参考になれば嬉しいです!