アサヒビールといえばやはり「スーパードライ」ですよね。
飲みやすいビールなので女性にも人気があり、ビールの国内シェア一位を維持しています。
その他、発泡酒などの新ジャンルでも高いシェアを誇り、スーパーやコンビニの目立つところに商品が置かれている印象を受けます。
若者のビール離れが進んでいると言われていますが、アサヒビールにはこうしたヒット商品があるためあまり関係なさそうですね。
ビールの売り上げが国内首位という安定した経営から、就職・転職先としても人気の企業です。
アサヒビールの採用倍率や年収、口コミなどを調べてみました。
それでは、さっそく見ていきましょう(^^)
目次
アサヒビールの採用倍率はどれくらい?
アサヒビールの採用倍率は64~128倍と推測されます。
算出根拠ですが、エントリー数を5000~10000人と仮定します。
2018年の採用実績が78人だったので、
- 5000÷78=64倍
- 10000÷78=128倍
となります。
比較のために、他のビールメーカーの採用倍率も調べてみました。
※エントリー数を5000~10000人と仮定した採用倍率です。
- サントリー:43~86倍(採用実績116人)
- キリン:69~139倍(採用実績72人)
サントリーは採用人数が多いので倍率が3社の中では一番下ですが、どのビール会社も採用倍率は高いですね。
就職したい企業として人気があるため、倍率が高くなるのだと考えられます。
アサヒビールってどんな会社?
アサヒビールの企業情報をご紹介します。
日本の大手ビールメーカーであり、
- 設立:2011年
- 本社所在地:東京都墨田区吾妻橋1-23-1
- 資本金:200億円
- 事業内容:ビール類事業、ビール類以外の酒類事業
- 従業員数:3191人
となっています。
アサヒビールの平均年齢、平均勤続年数、離職率、有給休暇
その他の企業情報は、
- 従業員平均年齢:43歳
- 男性従業員平均年齢:43歳
- 女性従業員平均年齢:40歳
- 平均勤続年数:18年
- 男性社員の平均勤続年数:18年
- 女性社員の平均勤続年数:16年
- 離職率:1.4%
- 3年以内の離職率:0%
- 年間の有給休暇取得日数:12日
- 月の平均残業時間:21時間
- 月の平均残業代:86658円
となっています。
参考:就職四季報
離職率が低いことが分かります。
3年以内の離職率にいたっては0%なので、それだけ働きやすい会社なのでしょう。
ちなみに、就活のときは「就職四季報」を購入しましょう。
企業分析に最適です。
ネットに載っていない情報も掲載されているので、必ず購入してください。
アサヒビールの福利厚生や研修制度
福利厚生
アサヒビールの福利厚生は、
- 社宅・寮制度
- 年間90000円の補助額が付くカフェテリアプラン
- 全国に契約保養施設やレジャー施設が多数
- 財形貯蓄
- 退職年金制度
- ナイスライフ年金
- ドリーム年金
- 育児・介護休業制度
- 各種保険制度
- コミュニケーション補助費年間12000円/人
- FP相談
などとなっています。
福利厚生が充実していますね。
全国に多数の保養施設やレジャー施設があり、有給休暇などを利用して楽しめそうです。
教育・研修制度
アサヒビールの教育・研修制度は、
- 自己研鑚プログラム
- キャリアデザイン制度
- 公募制度
- 所属長研修
- 新任プロデューサー研修
- 語学サポート
- グループ合同新入社員研修
- ブラザー・シスター制度
- 武者修行研修
などとなっています。
様々な研修・教育制度が整っていますね。
キャリアアップのための研修も多く、意欲があって成長したい人には良い環境でしょう。
参考「アサヒビールの福利厚生・研修制度」
アサヒビールの休日・休暇
アサヒビールの休日や休暇についてご紹介します。
原則は土日が休みの週休2日制です。
年間の休みは123日となっています。
休暇は14~20日の年次有給休暇、慶弔休暇、リフレッシュ休暇、メモリアル休暇、アサヒナイスライフ休暇(ボランティア休暇)、永年勤続休暇、出産休暇、子育て休暇などがあります。
部署にもよると思いますが、計画的に有給休暇も取れるそうです。
アサヒビールの平均年収はどれくらい?
アサヒビール単体での平均年収は分からなかったのですが、アサヒグループホールディングスでの平均年収は1001万円でした。
他のビールメーカーの平均年収は、
- サントリーホールディングス:1126万円
- キリンホールディングス:1105万円
でした。
3社とも平均年収が1000万円越えなのはすごいですね。
ちなみに、新卒の初任給は、
- 大卒:月給221500円
- 修士了:月給236500円
- 博士了:月給259000円
となっています。
大卒の平均初任給がどれくらいなのか調べてみると、
- 学歴別の初任給:月給206100円
- 企業規模別・大企業の初任給:月給211000円
- 産業別・産業計の初任給:月給206100円
となっていました。
参考「厚生労働省 賃金構造基本統計調査」
アサヒビールは平均よりも高い初任給をもらえるみたいですね。
世代別の平均年収は?
アサヒビールの世代別の平均年収をご紹介します。
男女合わせた世代別の平均年収
- 20~24歳:301万円
- 25~29歳:402万円
- 30~34歳:506万円
- 35~39歳:615万円
- 40~44歳:727万円
- 45~49歳:858万円
- 50~54歳:928万円
- 55~59歳:894万円
- 60~65歳:586万円
男性の世代別の平均年収
- 20~24歳:299万円
- 25~29歳:409万円
- 30~34歳:525万円
- 35~39歳:642万円
- 40~44歳:752万円
- 45~49歳:880万円
- 50~54歳:937万円
- 55~59歳:903万円
- 60~65歳:591万円
女性の世代別の平均年収
- 20~24歳:303万円
- 25~29歳:388万円
- 30~34歳:448万円
- 35~39歳:493万円
- 40~44歳:556万円
- 45~49歳:654万円
- 50~54歳:689万円
- 55~59歳:623万円
- 60~65歳:462万円
※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を参考に計算していますので、実際の平均年収と異なる場合もあります。
アサヒビールのさらに細かい年収事例
アサヒビールの細かい年収事例も紹介しておきます。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を参照にした計算だと、実際の年収と異なることがどうしてもあるので(^_^;)
- 28歳男性の中途採用のルート営業:年収410万円
- 32歳男性の中途採用の経理職:年収330万円
- 42歳男性の新卒入社の管理職:年収1100万円
- 52歳男性の中途採用の営業職:年収990万円
- 36歳男性の新卒入社の営業職・課長:年収820万円
- 26歳女性の新卒入社の営業職:年収530万円
- 31歳男性の新卒入社の事務職・主任:年収690万円
- 29歳女性の新卒入社の企画部:年収680万円
- 31歳男性の新卒入社の営業本部:年収780万円
- 26歳男性の新卒入社の営業職:年収650万円
- 27歳女性の中途採用の事務職:年収315万円
- 34歳男性の中途採用の営業職・契約社員:年収370万円
- 28歳男性の新卒採用の営業職・副主任:年収550万円
- 30歳男性の中途採用のFP職:年収420万円
営業職の人が多く、年収にもばらつきが見られます。
役職がついているから年収が上がるわけでもなさそうなので、実力主義の会社なのでしょうか?
また、中途採用の社員さんも多いですね。
応募条件とタイミングが合えば、転職もできそうです。
選考フローは?
アサヒビールの選考フローをご紹介します。
総合職
- エントリーシートと適性検査
- 説明会
- 複数回の面接
- One to One(社員との1対1の座談会)
- 最終面接
- 内々定
技術職
- エントリーシートと適性検査
- 説明会
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
- 内々定
選考期間中に筆記試験もあるそうです。
総合職も技術職も面接の回数が多いですね。
人物重視の選考みたいです。
求められる人物像は?
アサヒビールが求めている人物像をご紹介します。
- 熱意のある人
- 国際的な感覚がある人
- コミュニケーション能力の高い人
- 真面目な人
- チャレンジ精神旺盛な人
- 個性のある人
- 目標達成に向かって努力できる人
- 行動力がある人
- 柔軟に対応できる人
- お酒が好きな人
- 体力がある人
となっています。
海外展開もしているので、世界でも通用する人材が求められています。
ビール会社なので、やはりお酒は飲めた方が有利かもしれません。
採用面接で聞かれることは?
アサヒビールの採用面接で聞かれる可能性のあることをまとめてみました。
- 志望動機
- 仲間と何かを成し遂げた経験はあるか?
- 入社したらやりたい仕事
- 若者のビール離れについてどう思うか?
- 今後のビール業界はどうなると思う?
- 強みは何か?
- 他の人に負けない点
- アサヒビールの売上を伸ばすために、どんな施策を打つか?
- 今までに苦労した経験をどう乗り越えてきたか?
- お酒を飲むのは好きか?
- 学生時代に頑張ったこと
- 他社の選考状況
- 意思確認と最後に一言
となっています。
基本ですが、自己分析と企業研究を徹底的に行いましょう。
今のビール業界の状況把握と、なぜアサヒビールでなければならないのかという説得力のある説明が必要です。
アサヒビールの転職の難易度
アサヒビールに転職したい人は、HPのキャリア採用「ミイダスへのキャリア登録」が必要になります。
参考「アサヒビール 採用情報」
キャリアに適したポジションがあった場合、アサヒビールから連絡がきて選考を受けられます。
ただし、希望の仕事があるとは限りません。
いつ募集をしているかも分からないので、現実的には転職の難易度は高いと言えるでしょう。
アサヒビールの評判や口コミは?
では、アサヒビールの評判や口コミはどうなのでしょうか?
体育会系
アサヒビールは「体育会系企業」のようです。
人によりますが、仕事は見て学べという先輩もいて、上下関係もはっきりとしています。
取り扱っている商品も商品ですので飲み会があり、お酒に強い方が良いでしょう。
また、体育会系独特の雰囲気に慣れている人は働きやすいでしょう(^^)
念のためお伝えしておくと、アサヒビールさんに限らずビール会社さんはある程度体育会系の雰囲気はあります。
ワークライフバランスはどうなの?
アサヒビールは部署によりまったくワークスタイルが違うそうです。
フレックス制度を上手に利用している人もいるみたいですよ。
「営業職でなければワークライフバランスは良い」という声もありました。
営業職のワークライフバランスは個人の営業成績によります。
営業成績が良い人はワークライフバランスは良いでしょう。
休みは取れるみたい
部署によりますが、比較的休みは取りやすいそうです。
強制的な有給取得もあるようです。
きちんと休みが取れる部署は多いようです。
体力が必要
部署によりますが、体力はあった方が良いでしょう。
売上の良い店舗だと、ビールケースを運ぶ量が多く腰や肩を使います。
営業はもちろんですが、店舗勤務でも体力は必要です。
体育会系出身の人には良いでしょう(^^)
風通しが良い
比較的風通しが良い企業のようです。
文系出身者でもなじみやすく、会社全体で頑張ろうという意識が強いようです。
お酒を飲むのが好き
お酒を取り扱っているため飲み会は多いようです。
接待はもちろん、社内でも飲み会があります。
特に営業職の場合は、接待があり、お酒を飲む機会があります。
どれだけお酒が飲めるのか自慢大会もあるそうですが、飲めない人にお酒を強要することはないそうなので安心してください。
女性も働きやすくなった
一昔前だったら、ビール会社は男性社会で女性が活躍できる場も少なかったでしょう。
しかし、最近ではセクハラやパワハラに対する意識が高くなり、女性の管理職も増えてきて働きやすくなったそうですよ。
産休や育休制度も充実していて、その後復帰する女性社員も多いそうです。
男女の差別なく、実力があれば出世できる環境になってきているのは素晴らしいことだと思います。
契約社員が意外と多い
意外だったのですが、アサヒビールは契約社員も結構いるようです。
店舗が多いためではないかと思います。
全国で商品を販売しているので、正社員だけではなかなか回らないのかもしれませんね。
ただし、契約社員から正社員になることはほぼできないようです。
アサヒビールの将来性・採用の難易度のまとめ
アサヒビールはビール業界でトップを走り続けているので、今後も成長が期待できそうな会社です。
ビール=体育会系のイメージでしたが、女性でも働きやすい会社を目指して努力しているようですね。
近年では海外進出にも力を入れ始め、欧州での展開がスタートしています。
今後はどんな商品を出してくるのか楽しみです。
ビール業界は全体的に採用倍率や年収が高く、採用の難易度は高いと言えるでしょう。
それでもアサヒビールで働きたいという人は、徹底的な自己分析と企業研究から始めてください!
ちなみに、アサヒビールに就職するために、
大手からベンチャー企業まであなたにオファーが届くスカウト型就活サイト【OfferBox】をスマホに入れておきましょう。
アサヒビールからオファーが届く可能性もあります。
かなり詳細な適性診断もできるので、自己分析も楽になりますよ(^^)
就職・転職活動の参考になれば嬉しいです(^^)